外壁塗装のリフォーム 人気色からリフォームを考える〔茨城県龍ヶ崎市〕
念願のマイホームを建て、年数が経過してくると建物もあちこちに疲れが出てきます。特に外壁や屋根などは、暑い日差しを遮ったり、激しい雨・風から家族を守ったりと悪条件の中にさらされています。経年劣化を放置していると、家の寿命を縮めることにもつながりかねません。
常日頃からのメンテナンスに合わせて、修繕やリフォームなどを行うことでさまざまなことが変化してきます。今回は外壁材の人気色からリフォームを考えてみましょう。
コラムのポイント
・日本の家屋で多く使われている外壁材とは。選ばれる理由と共に解説します。
・家のイメージを左右する外壁を塗り変えた場合、色によっても違いがあります。
・家のリフォームは外見だけでは分からない部分も多くあります。専門のエキスパートに相談することも有効的です。
・常日頃からのメンテナンスは重要です。チョーキング、コーキングのひび割れ、外壁のひび割れ、汚れ、カビやコケなどこまめにチェックしましょう。
日本で多く使われている外壁材とは
窯業系サイディングや金属系サイディング、ACL、タイル、モルタルなど、住宅にはさまざまな外壁材が使用されています。その中でもどの外壁素材に人気が集まり、その理由はどんなことなのでしょうか。もし今後、外壁のリフォームを検討する際には知っておきたい情報です。わかりやすく解説していきます。
日本で多く使用されている外壁素材
日本窯業外装材協会のデータ(新築戸建住宅の外装材における素材別のシェア)では、日本で一番多く使われている外壁材として「窯業系サイディング」があげられています。
出典:新築戸建住宅の外壁材 材料別構成比|日本窯業外装材協会
http://www.nyg.gr.jp/toukei/share.html
窯業系サイディングは全体の78.6%にもなっており、全体の4分の3を占めています。それに続き金属サイディングとなっています。主要の外壁素材を比較する上で「窯業系サイディング」と「金属サイディング」に着目し、比べてみましょう。
◇窯業系サイディング
窯業系サイディングとは、主にセメント質と繊維質を混ぜた原料で作られています。その原料を板状に成型し、タイル風や石積み風などバリエーションの多さが最大の魅力的です。
人気の理由はそれだけでなく、住宅のデザインに合わせやすいように加工されていること。そしてコスト面や機能性、デザイン性などでも他の外壁材より総合的に優れている印象があります。窯業系サイディングという名称でひとくくりにされていますが、大きく分けて「親水性」と「光触媒」の2種類に分かれます。
●親水性サイディング
窯業系サイディングの種類のひとつですが、サイディングの表面にシリカ(Si)やフッ素などが塗布されています。そのためより長い時間経過しても「きれいな状態を保ちやすい」という特徴を持っています。
外装材の表面に常に水の薄い膜を形成することにより、静電気の発生や汚れの付着を防止する特色も持っています。
●光触媒サイディング
光触媒は名前の通り、「紫外線が当たることにより効果を発揮する」サイディング材です。サイディング上に有機化合物を分解する物質を塗布してあります。そのため外壁材の良い状態を保ちやすく有機物の分解効果という特色を持ち合わせているため、外壁につく油汚れやコケなどの発生を抑制する効果が期待できます。
このように同じ窯業系サイディングであっても特徴や特色も変化します。厚みによっても強さも変化し質感の違いも現れます。できるだけ自分の目で見て、触れて確認することが大切です。
◇金属系サイディング
窯業系サイディングの次に多く使用されている素材は、金属系サイディングになります。全体のシェアとしては約10.8%を占めています。窯業系サイディングに比べ、どちらかと言えば「シンプル」「スタイリッシュ」などシャープなイメージなデザインをより引き立ててくれます。鉄やアルミニウムなどの板材に発泡系樹脂断熱材を補強材として成形しているため、軽量で施工がしやすいという特徴があります。
今回解説した以外でもさまざまな外壁材があります。家族が長く集う家だからこそ、一年を通して風雨にさらされる外壁材を確かな目で選びたいものです。
色によってイメージは大きく変化する
窯業系サイディングや金属サイディングなどそれぞれの質感でも変化しますが、カラーリングでも大きく印象が変わります。しかも(一社)日本塗料工業会発行の塗料用標準色となる2019年K版では、つや消し見本(36色)や新たな色相1.25Yなど60色の新色を含む計654色(つや有り618色+つや消し36色)もあり選ぶ選択肢は多種多様です。
日本塗料工業会が作った色見本における色は、マンセル値という塗装で使用される数値で表されており色相、彩度、明度の三つの要素から決められています。この色見本帳は外壁塗装業者が主に基準にしています。
「どんな色にしよう」など、色の選択種がたくさんあるのは楽しそうではありますが、多すぎると何を選んだら良いか分からないと思われる方も多いでしょう。イメージが浮かばないと心配されている方も大丈夫です。力強い味方の塗装の色見本があります。自分たちの目で見て、実感することも可能です。
そこで注意しておきたいことは、色見本は実際に塗ってみると「思っていた感じと違う」と感じてしまう場合もあることです。太陽の光や、光の当たり方、塗装する面積によっても雰囲気は変化します。それを考慮した上で選ぶようにしましょう。
外壁材で人気のあるカラーとは
個性的な色はデザイン性がアップしたり、周りとの違いをアピールできるという部分もあります。外壁の人気色は流行にも左右される部分はありますが、近年の傾向としては比較的「控えめなカラー」を選択する方も多いのが現状です。長い時間暮らす家になるという長期的な視野で選んでいる結果なのかもしれません。ここでは近年人気の高いカラーをご紹介します。
人気の高い「ベージュ系」
シンプルゆえ他の色や外観のデザインにも合わせやすいのがこのベージュ系です。ロングランで人気の高い外壁色です。周囲との調和も取りやすく、穏やかな色彩の中にも華やいだ印象も与えてくれるカラーです。
明るめのカラーを選んだ場合、汚れが目立ちやすいという欠点があります。その点ベージュの外壁は比較的汚れが目立ちにくいのも人気の秘訣かも知れません。
クールなイメージを与える「グレー系」
無彩色の黒と白の中間に位置しているグレー系カラー。その色合いによってもイメージが大きく変化する色の一つです。周囲との調和や他の色との同調性も高く、汚れが目立ちにくいという長所も人気の高いポイントでしょう。米寿系と同様、ロングランで人気の高いカラーのひとつです。
一方デザインに与えるイメージは、クールな印象を与えてくれます。
落ち着いたイメージ・雰囲気を演出「ブラウン系」
落ち着きのある雰囲気を出したい方はブラウン系もおすすめです。色合いでシックなカラーを選択すれば、落ち着き+高級感を演出することも可能です。
清潔感を前面に出せる「ホワイト系」
中間の色を加えない!完全なるホワイトカラーも人気の高い外壁カラーのひとつです。ホワイトに塗り替えると、イメージはガラッと一新します。しかしホワイト系は「汚れが目立ってしまう」というデメリットがあります。汚れが目立ちやすい分、定期的なメンテナンスを心がけることが大切になります。
失敗しない色選びをするためには
新たな希望を持ってのぞんだ外壁塗装。「せっかく色を塗り替えたのに」そんな風に後悔してほしくありません。
住宅の色選びを考える時自分の好きな色を選びたいと思う気持ちも分かりますが、外壁は外との環境の影響を受けやすい場所でもあります。そこで暮らす周りとの調和や、悪条件の環境の中でも耐えられる性能など幅広い視野を持って選ぶことも大切です。
失敗しない色選びをするためのポイント
<周りの色との調和・溶け込む色を選ぶこと>
長く暮らす住宅の場合、オリジナリティは少ないかも知れませんが基本的に落ち着いた色を選ぶ方が無難です。周りとの調和を考え、セレクトしてみましょう。家の建つ環境にもよりますが、自然を活かす・自然を引き立てる色を意識することで新たな良さが現れる場合もあります。
その中から親しみの持てる色味や、鮮やかさを組み込んでいくことでカラーは変化してきます。
<管理やメンテナンスのしやすい色を選ぶこと>
住まいは家族の基盤となる部分です。長い時間その場所で過ごすことになります。色味によってどうしても汚れが目立ちやすいカラーもあります。そういう部分も頭の片隅に置きながら、色選びをしましょう。
住宅にとってメンテナンスは住宅の寿命を左右する大切な部分ではありますが、塗り替えによって負担になるようでは本末転倒です。デザインももちろん大切ですが、家族が笑顔で過ごせる空間作りが一番重要です。
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