外壁工事はいつやる?知っておきたい外壁工事の内容とタイミング〔茨城県龍ヶ崎市〕
壁にひびが入っている、汚れが気になる、家を建ててから10年以上経つしそろそろ外壁のリフォームの時期かもしれない…。
外壁工事を思い立つ時期は、それぞれのお家によって様々ですが、家に大切に長く住み続けるためには、早めに取り掛かっておいた方が良いでしょう。とはいえ、どのような工事をするのかわからないし、どのタイミングで判断したらいいのかがわからないですよね。
今回は、外壁工事の種類やメリット・デメリット、外壁工事に踏みきるタイミングの見極め方をご紹介します。
これからの外壁工事の参考になれば幸いです。
コラムのポイント
・外壁の工事は、外壁全体の色を変える『塗装工事』、外壁そのものを変える『張り替え工事』『重ね張り工事』の大きく3種類があります。
・外壁工事のタイミングを見極めるサインは、チョーキング、コーキングのひび割れ、外壁のひび割れ、汚れ、カビやコケなどが挙げられます。プロでなくても判断できるポイントなので、チェックしてみましょう。
・外壁の状態に合わせて、適切なタイミングで外壁工事を行いましょう。
◼ 外壁工事の種類
外壁工事には、『塗装工事』『張り替え工事』『重ね張り工事』の大きく3種類があります。
塗装工事
外壁の防水性を維持するため、塗装工事は必要です。塗装が劣化してくると、紫外線や風雨から家を守れなくなり、家そのものの耐久性が低下します。耐久性の低下とともに、防水性も低下し、外壁の劣化が早まってしまうのです。
塗装工事は、このように塗装が劣化する前に新たに塗装を塗る工事のことです。使用している塗料にもよりますが、10〜15年に一度、定期的に点検をして塗装をすることによって、建物を長持ちさせることができます。
・家を建てて10年以上が経った
・外壁の色を変えて雰囲気を変えたい
・色あせやカビなどの劣化が見られる
といった場合に行うと良いでしょう。
張替え工事
張替え工事は、現在使っている外壁を全て取り払い、新しい外壁を取り付けることです。
・外壁に雨水が侵入している
・家の中が雨漏りする
・雨漏りによって家の構造体が腐食している
・外壁の劣化が激しい
といった場合に行います。
モルタル外壁をサイディング外壁にする、タイル張りにする、というように、劣化をカバーするだけでなく外壁の雰囲気をガラッと変えることができます。
重ね貼り工事
重ね張り工事は、現在使っている外壁はそのままで、新しい外壁をその上から貼り付ける工事のことです。
・雨漏りがそこまで進行していない
・チョーキングやカビ、コケの発生といった軽度の劣化症状
といった場合に行います。
現在使っている外壁を撤去、処分しなくても良いため、工事費用を抑えることができます。
◼ 外壁工事のメリット・デメリット
では、『塗装工事』『張り替え工事』『重ね張り工事』それぞれのメリット・デメリットを見てみましょう。
塗装工事
メリット
塗装工事の場合、使う塗料によっては比較的安く外壁工事をすることができます。
また、塗料によっては遮熱性、防水性、断熱性といった様々な機能を兼ね備えているため、塗装を行うことで家の中の環境を快適にすることができます。
デメリット
使う塗料によってリフォーム費用を安価に抑えられる分、10〜15年周期の点検や塗り直しが必要になります。1回あたりの費用は高くなりますが、性能の高い塗料をあらかじめ使用することで、塗り直しの周期を伸ばし長い目で見た時のコストを下げることができます。
張替え工事
メリット
外壁そのものを新しいものと入れ替えるため、外壁、下地材、断熱材と全ての耐久性を上げることができます。劣化したものとそうでない外壁の性能の差に、暮らしの中で気づくことができるでしょう。
また、異なる素材の外壁を使うことで、家そのものの雰囲気を一新することができます。今までとはイメージを変えたい、大掛かりなリフォームでなくてもいいので家を一新したい、という時にピッタリです。
デメリット
外壁工事の中では、高額な費用がかかります。家全体を覆うだけの外壁材が必要になる上、現在の外壁を撤去し処分する費用もかかります。また、工期も短くて1ヶ月はかかってしまいます。そのため、その期間の人件費も費用としてかかってくるため、資材以外の費用を見込んでおく必要があります。
重ね貼り工事
メリット
現在使っている外壁に、新しい外壁を重ねていくため短い工期で行うことができます。また、外壁の撤去、処分費用もかかりません。壁が2重になることで、外壁そのものの性能はそこまで高くなくても、断熱効果を高めることができます。
デメリット
外壁をはがさずに工事を行うため、もし外壁の下地が腐食していたり、浸水していたり、カビが生えていたりしても気づくことができません。補修をすることなく工事を終えてしまう可能性があります。
◼ 外壁工事のタイミング
劣化のサインは、初期段階で気づき補修することが大切です。早ければ早いほど、補修場所も少なく費用も高額になりません。見逃すと劣化が進み、周りの建材も傷めてしまいます。
適切なタイミングで外壁工事ができればいいのですが、プロでなければ判断に迷うことの方が多いでしょう。そんな時に、私たちでも劣化に気づくことができるサインをご紹介します。
サイン① チョーキング
外壁を触った時に、手に白い粉がついたらチョーキングのサインです。耐用年数の過ぎた塗料を使っており、塗膜の樹脂が紫外線や水で分解されることによって発生し、塗料の性能が失われている状態です。これによって、紫外線や風雨などのダメージから家を守ることができず、家の劣化が早まってしまいます。放っておくと、防水性も下がるため雨水の浸水も引き起こされます。
時間が経つほど塗料は劣化してくるので、チョーキングに気づいたらなるべく早めに外壁塗装を行いましょう。
サイン② コーキングのひび割れ
コーキングは、外壁と外壁の間に使用する緩衝材のことです。このコーキングも、年月が経つにつれて弾力が失われ、ひび割れが起こります。イメージとしては、水分をたっぷり含んだ紙粘土が、時間が経つにつれて乾燥してひび割れてくるといったものと同じ状態です。
コーキングが劣化すると、水が侵入して雨漏りの原因になるため、補修工事が必要です。
サイン③ 外壁のひび割れ
地震などの自然在外により、外壁にひびが入ることがあります。このひび割れが起こると、家の中に雨水が侵入しやすくなってしまいます。
ひびの大きさや深さによっても違いますが、地震発生後や大きな台風が直撃した後などはこまかく外壁の状態をチェックするようにしましょう。
サイン④ 外壁の汚れ
塗装には、外壁を汚れから守るという役割があります。そのため、外壁の汚れが気になると言う時点で塗料の本領が発揮されておらず、劣化しているサインです。
塗料の塗り替え、外壁の張り替えを検討しましょう。
サイン⑤ カビやコケ
塗料の防水機能が低下すると、カビやコケが発生します。雨や湿気の影響をダイレクトに受けてしまうからです。
すぐに撤去できればいいのですが、気づかぬうちに広がっている可能性もあります。放っておくと耐久性が下がり、雨漏りなどを引き起こす可能性もあるので注意が必要です。
◼ タイミングを見極めて外壁塗装を
外壁工事にはいくつか種類があり、外壁の状態によって適切な工事は変わってきます。
そろそろ外壁工事を…と思ったら、まずは簡単に外壁のチェックをしてみましょう。その上で業者の方に診断もしてもらい、適切な外壁工事を進めていくと良いでしょう。
外壁工事は、大切な家に長く住み続けるために必要です。劣化を放置して大規模な工事に高額な費用をかける前に、できることはやりながら外壁工事の時期を決めていきましょう。
外壁工事を検討されている方は、建物の劣化状況や予算、仕上がりのイメージを基にお手伝いさせていただきます。
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