外壁リフォームをする前に…外壁選びのポイントと種類【茨城県龍ヶ崎市】

外壁をリフォームすると言っても、外壁には様々な種類があることをご存じですか?外壁の性能、価格、色や雰囲気などたくさんの種類から選ぶことができます。何を選ぶかによって、家のその後に大きく影響を与えます。

今回は、外壁材の種類と選び方をまとめてご紹介します。これからの外壁リフォームの参考にしてみてください。

コラムのポイント

・外壁リフォームは、外壁を保護し続けるためにも必要です。外壁の塗料には効果が持続する期間が決まっており、外壁材の技術も年々進化しているため必要に応じて行いましょう。

・外壁材は、防火性、断熱性、防音性、防水性、耐震性、デザイン性を担う役割があります。

・外壁材や塗料の価格相場を参考にして、納得のいく外壁リフォームを行いましょう。

◼ 外壁リフォームの必要性

そもそも、外壁リフォームは必要なのでしょうか?築年数を重ねたとはいえ、そこまで劣化も見られないし、費用がかかるだけなのでは…と思うかもしれませんね。外壁をリフォームすることには、大きな役割があります。

外壁の保護

外壁は、外壁材という板のようなものを貼り付けてあるだけでなく、塗料も塗っています。特に塗料は見た目やデザイン性を高めるためだけではなく、外壁を保護する役割もあります。直射日光を常に浴び、雨風からいつも私たちを守ってくれている外壁は、厳しい環境に常にさらされています。砂にまみれて埃だらけになることもあるでしょう。そんな日常的に発生するダメージから、外壁材そのものを守ってくれるのが塗料なのです。

塗料の耐用年数

外壁に塗る塗料は一度塗ってしまえば永久的に長持ち…というわけではありません。塗料ごとに、耐用年数が決まっています。耐用年数は、その塗料の機能が塗った後に働く期間のことです。この耐用年数を過ぎると、塗料の機能を失い、外壁を保護する効果を失います。効果を失うことで腐食を早めたりサビが発生したり、外壁が劣化したり…と、家を守ることができなくなってしまうのです。

塗料の寿命に合わせたリフォームを施すことで、塗料の機能を失うことなく家を守り続けることができます。またそれとともに大きな修復費用も避けることができるのです。

技術の進歩

そして、外壁材そのものの丈夫さや耐震性、断熱性も大きな役割を果たします。家を建てて10年以上経つと、少しずつ劣化や損傷がどうしても現れます。私たちが見てもなんとも思わない部分も、プロの職人が見ると大きなダメージであることも多々あります。また、10年も経てば時代は変わり、技術も大きく進化するでしょう。新しい外壁材の方が性能も良く、長持ちするということも多々あります。そんな変化に対応していくためにも、外壁リフォームは必要なのです。

◼ 外壁材の役割

家を守る上で、外壁は様々な機能が求められます。外壁材以外の資材や下地と組み合わせることで、その役割を果たしているのです。

・防火性

外壁には火災から家や住む人々を守り、周りに燃え広がるのを防ぐ役割があります。市街地などでは、一定の防火性のうが求められる場所もあります。

・断熱性

断熱性の高い家は、夏は外の熱を家の中に伝えにくく、冬の冷気を外に逃がしにくくすることができます。また、冷暖房効率を上げることができるので光熱費を抑えることができます。

断熱性は、外壁材の機能性だけでなくどのような断熱材を使うかによっても変わってきます。結露しにくく、効果的な断熱材を選ぶことが大切です。

・防音性

外の音を部屋の中に響きにくく、家の会話を外に漏れにくくしてくれるのが外壁の防音性です。プライベートを守るだけでなく、騒音に左右されず穏やかな暮らしができます。

・防水性

雨から家を守るため、防水性も大切です。防水性がなければ、建物内部まで水が浸水してしまい建物が劣化してしまいます。劣化により、耐久性も著しく低下してしまうことを避けるためにも、防水性は重要です。

・耐震性

地震の揺れから家を守り、外壁にヒビが入ったり変形を起こしたりさせないために耐震性が求められます。軽量で丈夫な外壁材を使用することで、建物の耐久性を高めることができます。

・デザイン性

家の雰囲気を大きく左右するのが外壁材です。外壁材は家にとって洋服のような役割を果たします。家の間取りや内装にこだわる方はとても多いですが、外観にも是非こだわってみましょう。

汚れにくい、色あせしにくいといった工夫をすることができます。

◼ 外壁材の種類と価格相場

では、外壁材にはどのような種類のものがあるのか見てみましょう。

金属系サイディング

相場 1㎡あたり約3,500円~8,500円

※サイディングとは、外壁の仕上げ用の板材のことでサイディングボードとも言います。デザイン豊富で品質が安定しています。

ガルバリウム鋼板やアルミニウム合金等を加工して作られた金属質のサイディングのことです。金属なので耐久性が高く、強度もあり長持ちします。強度の割には軽量なので、建物への負担も少なくすることができます。断熱性や耐震性にも優れた素材です。スタイリッシュな住宅に仕上げることができます。

素材上、サビが発生しやすいため海沿いの住宅にはあまり向きません。

木質系サイディング

相場 1㎡あたり約5,500円~10,000円

木材を加工して作られたサイディングのことです。木ならではといったぬくもりがある、ほっこりとした雰囲気の外壁に仕上げることができます。デザイン性にこだわる方にはぴったりな外壁材です。

木材を加工して作っているため、長時間水分を含むと腐食しやすいので注意が必要です。また、防火性も低めです。

窯業系サイディング

相場 1㎡あたり約3,000円~6,000円

セメント質と繊維質の素材を混ぜ合わせて成形したサイディングのことです。耐火性や遮音性といった機能性に優れ、比較的安価で手に入れることができます。

タイル調やレンガ調、石調など様々なデザインがあり、近年多くの住宅に利用されています。

モルタル

相場 1㎡あたり約4,000円~6,000円

水と砂、セメントを混ぜ合わせたもので、断熱性や遮音性に優れています。塗り方によって様々なデザインを再現できるので、好みに合わせてオリジナルなデザインにすることができます。

他の外壁材に比べるとチョーキングやひび割れ、カビの発生がしやすいため定期的なメンテナンスが必要です。

タイル

相場 1㎡あたり約10,000円~20,000円

粘土や土、天然石などを焼き固めて板状にしたものです。耐久性に優れているため、ほとんどメンテナンスが必要ありません。タイルの色味によって、雰囲気を大きく変えることができます。高級感をもたせたい、シックな雰囲気にしたい、という場合にピッタリです。

後々のメンテナンスの手間や費用を抑えたい場合や、外壁に高級感を持たせたい場合はタイルが向いているでしょう。

ALC

相場 1㎡あたり約5,500円~10,000円

ALCとは、autoclaved light weight concreteの略で、軽量気泡コンクリートのことです。セメントに発泡剤を加え、高温高圧で製造されます。高温で製造されているため断熱性、耐火性に優れています。強度も高く、もともと空気が含まれているため通常のコンクリートよりも軽量です。

塗壁

相場 1㎡あたり4,500円~10,000円

石灰に、ふのり・粘土などをねり合わせて作られる塗料のことです。白く光沢があるため高級感があり、和洋どの住宅にも利用できます。費用は職人の技術によって大きく変わるため、一概に上記の相場ともいえない場合があります。

◼ こだわりの外壁材でオシャレなリフォームを

どのような外壁材を選ぶかで、家の性能は大きく変わります。また、納得のいく形に仕上がることで、外壁リフォームそのものの満足度も上がるでしょう。

これから外壁リフォームをされるのであれば、ぜひ外壁材にこだわって選んでみてください。

外壁リフォームを検討されている方は、建物の劣化状況や予算、仕上がりのイメージを基にお手伝いさせていただきます。

お気軽に『大くん』にお問い合わせください!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA